かたちは違っても、人を助けることに変わりはない
私はもともと警察官や自衛官など人を助けられる仕事につきたいと思っていました。その私が山口テレコムに入社したのは、スポーツでのケガがもとで当初の希望を断念せざるをえなくなったからなのですが、もちろんそれだけではありません。私は小学生の頃から携帯電話を持たせてもらっていましたが、それがドコモでした。そして高校時代。当時使っていた携帯電話が壊れたのでドコモショップに行ったときのこと。対応してくれた店員さんの笑顔が印象的だっただけでなく、携帯電話に保存されていたデータをなんとか復旧できるようにといろいろ提案してくださり、最終的に無事データを復旧してもらえたのです。就職活動でドコモショップを運営する山口テレコムの存在を知ったときにそのときのことを思い出し、かたちは違っても人を助けられることに変わりはないと考え当社に応募したのでした。
同期と相談しあい成長できた社内研修。
配属後の接客で、別のお客さまを紹介していただけて本当に嬉しかった。
入社して1ヶ月目は本社と宇部店で同期4人と一緒に研修を受けました。覚えることも多く大変でしたが、同期でLINEグループを作るなどして相談しあえたのはありがたかったです。
研修が終わり配属されたのは山口店でした。最初は来店されたお客さまからご用件をうかがう比較的簡単な業務からのスタートでしたが、それでも応対に時間がかかったり、不手際な対応をしないように緊張したのは今でも覚えています。社会人としての責任も知らないうちに感じていたのだと思います。あるいは、どちらかといえば接客が得意なほうではありませんでしたので、そうした部分も緊張につながっていたのでしょう。
そうした中、励みや目標、自信となったのは入社4年目までにドコモの接客に関する資格である「プレマイスター」「マイスター」「グランドマスター」を取れたことでした。お客さまに商品を説明するときにカタログに書かれているような特長を伝えるだけでなく、あらかじめ自分で商品を使って使い勝手などを把握しておくなどの工夫もよかったのかもしれません。
また、耳が不自由なお客さまの対応をしたこともありました。うまく接客できたか不安だったのですが、しばらく経ってそのお客さまからの紹介ということで、わざわざ東京や大阪からご来店されたお客さまがいらっしゃったのには驚きましたし、本当にうれしかったです。
これまでお世話になった先輩から学んだことを活かし、
店長として、フロントスペシャリストとして、
スタッフのできていることを認め、褒めて、育てていきたい。
役職をいただいたのはチーフとなった入社3年目で、その後5年目に副店長、6年目にあじす店の店長になって現在に至ります。山口店からあじす店への異動にあたっては正直なところ不安もありました。初めての勤務地で、初めての店長が勤まるかどうかの不安です。それでも、あじす店は私を含めて5人という体制で顔なじみの方もいたり、異動の直前に応援としてあじす店に入ったときにほかのスタッフとも話ができていたりしたので、温かく迎え入れてもらえたと思います。
また、人数が少ないので1人1人のがんばりがより身近に感じられ、私自身さらにがんばろうと気持ちが奮い立ちました。
店長としての仕事には、責任感の重さをこれまで以上に感じるようになりました。チーフや副店長時代も店長がいないときなど店長の代理的なことはしていたのですが、その頃は最後に店長が確認してくれることになっていましたので、その分だけでも気楽な部分があったようです。
ところで店長となって、後輩の育成や指示方法なども審査対象となる「フロントスペシャリスト」の資格も取った今、心がけていることがあります。後輩スタッフに対して「なんで、できないの?」とは言わず、できていることを認め褒めてあげることです。私自身がそのような言われ方をされるのがイヤだからなのですが、あらためて店長としての自分の行動を振り返ってみると、山口店時代にお世話になった2人の店長を無意識的にお手本にしているところがあるように感じます。
入社当初からお世話になった仲野店長の、会社やお店、スタッフを盛り上げようとする情熱的な姿勢。私が副店長時代に店長をされていた山根店長のしっかりと仕事を進めていく姿。お二人に共通するのは器の大きさと、そこからくる安心感の強さでした。今後、私もお客さまから信頼していただくことはもちろんですが、お二人をマネさせていただくとともに学ぶべきことをさらに学び、スタッフや会社からの信頼と信用を積み重ねていきたいと思います。
入社したときにはパソコンにもさほど詳しくなかった私が店長を任せていただけるようになったのは、会社の教育体制がしっかりしていること。上司や先輩がいろいろ話を聞いてくれアドバイスをもらえたこと。やる気に対してステップアップで応えてもらえる企業風土であることなどが要因だったと思います。みなさんも、日常生活に欠かせない携帯電話などを通じて多くの方々のお役に立てるこの仕事を選んでみませんか?